ロクリが知られている理由

ロクリが知られている理由

【2015年7月】南イタリアのロクリに行ったのは暑い日で、喉が渇いたので、鉄道駅内のカフェでクロディーノ(ノンアルコールの飲み物)を頼みました。

バーのおじさん、いったん頷いたくせに、少しして「アーモンド・ドリンクはどう?」。

それで杏仁豆腐をジュースにしたような飲み物を飲みました。

杏仁豆腐は好きなのでいいですけど・・・。

この町、ロクリは古代ギリシャの町としてより、一般イタリア人にはンドランゲタの温床として知られているんだそうです。

ンドランゲタは、イタリアにある四つのマフィアの中でも強力な組織といわれます。

なんでも、2005年にはここで、地方議会の副議長が選挙で一票を投じた直後、覆面をした男に銃弾を5つ打ち込まれて殺されたとか。

この副議長は、ンドランゲタ撲滅を目指して若者に人気があったとのこと。

その翌日には学生らが「次は我々みんなを殺せ」と書いたバナーを掲げてデモ行進をしたそうです。

もっとも、マフィア組織の勢力は北イタリアや海外にも広がっているらしく、今はロクリが特に怖いところというわけでもないらしいです。