【2014年8月】毎回、日本に帰ると、友達や家族がいろいろ企画して待っていてくれます。
今回の企画第一弾は、「下町パナマ運河クルーズ」。
東京スカイツリーのふもとから、三つの川を巡る船旅です。
大仰な名称ですが、それはこのクルーズのハイライトが東京湾と川を結ぶ閘門だったからです。
パナマ運河と同じシステムで、閘室の中の水位を上げたり下げたりして、船が水位の異なる場所へ移動するのです。
英国にもよくあるので、びっくりはしませんでしたが、水門が上がり下がりするのは初めてでした(英国の水門はたいてい、水平に開きます)。
水門が上がるときに、川の水が上から大量にたれるので、船のへさきに座っていた我々は備品の傘を差しました。
たまたま満潮時だったので、閘室の中の水位は2メートル30センチほども上がり下がりしました。
みるみる水位が変わっていくんで面白かったです。
通った三つの川は江戸時代に作られた人工のもので、同行した友達のお父さんはかつて、ここで泳いだこともあったそうです。
サギなどの鳥もたくさん見られて、船頭さんがラッキーだと言っていました。
船は「がれおん」という名前。
聞いてみたら、大航海時代の帆船から取ったんですって。
12人乗りの小さい舟だったんですけどね。