別府では地獄めぐり

別府では地獄めぐり

【2019年12月】大分県の別府ですべきことと言えば、温泉に浸かることと、地獄めぐりです。

地獄とは、温泉噴出口のこと。

もらった「ようこそ地獄へ」という名のパンフレットによると、この地域は千年以上も前から、噴気、熱泥、熱湯が噴出していたことが「豊後風土記」に書かれていて、近寄ることができない忌み嫌われた土地だったのだそうです。

日本 九州 大分県 別府 地獄めぐり 「海地獄」 人々 湯煙
海のような色が美しい「海地獄」

それで地獄と呼ばれるようになったとのこと。

名称がちょっと笑えますが「別府地獄組合」という団体があり、そこが管轄している7つの地獄を順番にめぐるわけです。

幸い、7つのうちの5つが泊まった宿がある鉄輪温泉内にあったので、荷物を預けて徒歩で出かけました。

最初が「海地獄」

まず、ここの切符売り場で、7つ全部に入れる観覧券を2000円で買いました。

名前の通り、海のように青い色をした池からもくもくと湯気が立っている地獄です。

日本 九州 大分県 別府 地獄めぐり 「鬼石坊主地獄」
凄みを感じる「鬼石坊主地獄」

1200年前に鶴見岳という火山の爆発でできたと書いてあります。

色は涼しそうですが、98度もあるとのこと。

観た中では一番、美しい地獄でした。

次は「鬼石坊主地獄」という名の一番、地獄らしい地獄。

灰色の泥がふつふつと沸騰し丸いバブルを作っては、はじけています。

その球状のバブルが坊主頭に似ているから、こういう名前なのですって。

鬼石というのは、ここの地名だそうです。

凄みがあって、一番、落ちたくない地獄でした。

三つ目は係の人がタバコの煙を吹きかけ、湯煙が沸き立つ様子を見せるという努力地獄で、その名は「かまど地獄」

日本 九州 大分県 別府 地獄めぐり 「鬼山地獄」 ワニ
折り重なるようにワニがいる「鬼山地獄」

韓国語や中国語でも案内していて、それぞれの国の人たちが感嘆の声を上げていました。

その次はワニ園。

昔々、熱川でも見たような、ワニがうじゃうじゃいる動物園で、「鬼山地獄」という名前です。

1923年に日本で初めて温泉熱を利用してワニの飼育を始めたところだそうで、現在70頭ほどのワニがいるそうです。

飼育している理由はわかりませんが。

5番目は「白池地獄」で、白い池が見られるはずでしたが、それほど白くもなく、薄緑色。

温泉熱を利用して飼っているという熱帯魚がいるところで、見た中では一番、ぱっとしない地獄でした。

鉄輪温泉にあるのは以上の5つ。

もう一つ、「山地獄」というのがあり、なぜかカピバラがいるらしかったですが、これは共通券に含まれてなく、別料金だったので入りませんでした。

買った共通券の端っこに「途中本券外のご観覧はご自由でございますが・・・」と断り書きが。

何やら、地元の確執がにじみ出ていました。