修道院

修道院

【2016年2月】イタリアトリノにある見晴らしの良い丘、モンテ・デイ・カプチーニには修道院があります。

何よりも質実剛健、徹底的に質素な生活を送るのがモットーのカプチン派の修道院です。

16世紀に立ち上がった一派で、弾圧や衰退などの長い歴史を経た後、2012年時点で、世界に10000人強の修道士がいるのだそうです。

インドやエチオピアなどへの宣教活動が盛んで、日本にもいるとのこと。

このトリノの丘にある修道院は、16世紀後半、当時のサヴォイア公国の王が、勧誘して建てられたものだそうです。

様々な疫病がはやる中、修道士は自らの健康を顧みずに、病人の世話をしたので、非常に需要な人々だったのだそうです。

私達が行ったときには、受付にいた老齢の修道士は、現在、ここにいるのは9人のみと話していました。

ところで、この修道会、飲み物のカプチーノの語源とも言われます。

修道士たちが着るフード付きの制服の色がカプチーノ色だからだとか。

質素な暮らしの修道士たちもカプチーノを飲むのでしょうか。