【2014年9月】北海道の白老にあるアイヌ民族博物館の続きです。
敷地内に昔の伝統家屋を再現した家々が並んでいるのですが、その一棟で、アイヌの衣装を着せてくれるサービスがありました。
大喜びで、しばしアイヌの人に。
その次の棟では、伝統工芸を説明してくれる女性がいて、草や木の皮で織った衣服の説明をしてくれました。
彼女は民俗学に造詣が深い様子。
アイヌ語には文字がないそうですが、文字というのは自分の文化を他に広めるためのもので、アイヌはそれを必要と感じなかった人々なのだ、と言っていました。
全て口伝えで伝承してきたもので、現在、アイヌ語を流暢に話せる人は15人程度しかいないそうです。
それから面白かったのは、オリジナルのアイヌの人たちの顔の特徴は、目と目の間が高く、堀が深かったとのこと。
今は混血が進み、普通の日本人の顔ですが。
展示室を見学した後、カフェでアイヌの食事を体験。
ニセウというのはどんぐりという意味だそうです。
入っていた椎茸の味が濃くて美味しかったのを憶えています。