【2024年1月】イタリアのシチリア島、パレルモの肝心かなめの観光地、ノルマン王宮を堪能して、お腹いっぱいになった気分でしたが、今回のホリデー、私の病気から始まり、出遅れ感があったので、引き続き、観光にいそしみました。
もう暗くなっていましたが、ネット情報によると、まだ開いているはずのパレスに向かいます。
ところが、行きついてみたら閉まっていたのです。
ネット情報が現実と異なっていること、ありがちな話ですね。
気を取り直して、たまたま行き当たった教会に入ってみることに。
階段を上って入ります。
ここは「聖マリアの鎖の教会」という名前の教会で、1492年ごろに建てられたそうです。
ここで貸してくれた日本語の案内で知りました。
他にもっと煌びやかな教会がたくさんあるこの町で、この比較的地味な教会に日本語の案内があることに感動しました。
14世紀、今ある教会が建てられる前に、ここで奇跡があったそうです。
パレルモの港に繋がれていた奴隷たちが、聖母マリアの助けを求めて祈りをささげたところ、彼らの前にマリア様が現れて、鎖が奇跡的に外れたという話。
その奇跡がこの教会の名前の由来だそうです。
本当にパレルモにはストーリーがいっぱい詰まっていますね。
この教会を後にして、暗い中、船のマストが水面に映る港の光景を右手に見ながら、いったん宿に帰りましたが、夫がピッツァを食べたいと言い出したので、また出かけました。
行先は彼がネットで調べたFunnaco Pizzalab というピッツァ専門店です。
夜は7時半オープンで、開店と同時に入ったので席が取れましたが、その後、大人も子供も続々と入って来たので、あっという間に満席に。
大人気のレストランです。
私達はここで、ソーセージとチーマ・ディ・ラパのピッツァと、Terra Padernello という名前の薄い牛肉+サラダのピッツァを取って、分けて食べました。
名前を忘れた、度の強い赤いビールと共に。
美味しいピッツァでしたけど、夢に見るほどではなかったかな。
お会計を支払った後に、アマロが振舞われました。
美味しく飲んだのでしたが、ビールとアマロのちゃんぽんのせいで、私は翌朝、きつい頭痛に見舞われたのでした。