【2014年4月】ルーマニアのブラショフの見所のひとつが「黒の教会」と呼ばれるこの大きなルーテル教会です。
14世紀末から100年近くかけて建てられたあと、1689年の大火災で壁が真っ黒になったために、この名前がついたとのこと。
修復に、建設と同様、100年ほどかかったそうです。
今もドイツ系のルーテル教徒に使われています。
中の撮影が禁止だったのが非常に残念。
というのも、キリスト教の教会なのに、イスラム教徒が地面に敷いてその上でお祈りする祈りの絨毯が所狭しと飾ってあるのです。
訪れた時は理由が分からず、ただただびっくりしただけでしたが、後でシビウの町の学者さんに聞いたところによると、偶像崇拝を嫌うルーテル教会が、イスラム教の絨毯であると知らずに、殺風景な教会内を明るくするために飾ったとのこと。
絨毯は17-18世紀のドイツ商人が寄付したという話でした。
今では国一番のコレクションになっているんだそうです。