【2019年7月】私達がカナダのモントリオールに着いた日は、有名なモントリオール・ジャズフェスティバルの最終日でした。
全く予習をしていかなかったので、ホテルのインフォーメーション・デスクの人に教わって、びっくりした次第。
せっかくだから、少しでも雰囲気を味わいたいと思い、夕方になって、会場の方へ向かってみました。
セント・ローレンス川に面した港の辺りから、内陸に歩いていくと、途中で、中華街がありました。
ロンドンのほどきらびやかではありませんが、ちょっとした門も。
ネット情報によると、モントリオールに最初に中国人移民が定着したのは、19世紀後半のことで、「中華街」として公式に認められたのは1902年のことなのだそうです。
中華料理屋さんがたくさん並んでいました。
ジャズフェスティバルの会場は、その先にありました。
大混雑です。
私達が歩いたところには、野外ステージが二つ見られましたが、もっとあるのかもしれません。
屋内の会場も、いくつもあるようでした。
ガイドブックによると、毎年、6月末から7月初めの10日間にわたって繰り広げられるケベック州で最大のイベントで、400を超えるコンサートに2百万人の人が詰めかけるのだそうです。
過去には、ジャズの巨匠、マイルス・デイヴィス、ハービー・ハンコック、アル・ジャロウなどがここで演奏したとか。
現在はジャズだけでなく、レゲーやロック、ブルースなどいろんなジャンルのミュージシャンのコンサートが開かれるそうです。
私達は無料で見られる野外ステージで午後8時から始まった Samantha Martin & Delta Sugar という人達のコンサートを見ました。
パワフルな女性ボーカリストを中心としたグループで、私には、ジャズというよりポップスみたいでしたが、管楽器が付いたので、これもジャズに入るのかな。
もらったスケジュール表によると、オンタリオ州から来たグループのようでした。
それが終わって、もう一つの会場に移動したら、そこは野外とは言え有料だったらしく、セキュリティーの人々が隙間を守っていました。
脇には気取って食事ができる小屋もしつらえてありました。
めったにないことだから、このフェスティバルのTシャツでも、と土産物の小屋に入ってみましたが、最終日だからか、サイズの品揃えが薄く、結局、何も買いませんでした。
この日は、港で花火大会も開催されることになっていて、そちらにも行くつもりでしたが、歩き疲れてしまったので、そのままホテルへ。
ケベック・シティーでも音楽祭が開かれていたし、カナダの人々は、短い夏を目いっぱい楽しもうと努力しているのだなあと思いました。