橋とケーブルカーと高級住宅地

橋とケーブルカーと高級住宅地

【2015年9月】ドイツドレスデンの中心から離れたところにあるケーブルカーに乗りに行きました。

この町は、路面電車網が発達していて、路線地図さえあれば、とても動きやすい町です。

ケーブルカーに乗る前に渡った鉄の橋も見どころの一つ。

エルベ川に架かるこの橋は「青い奇跡」と呼ばれていて、何が奇跡なのかというと、150メートルの長さのつり橋で橋脚がないことが、架橋当時の19世紀末には奇跡のような技術だったからだそうです。

ケーブルカーは1895年に開通しました。

この丘はもともとはブドウ園だったのが、19世紀に蔓延した害虫のため、全滅。

ブドウ園のオーナーが土地の切り売りを余儀なくされ、ドレスデンの富裕層が市の中心からこの丘へ移り住んだとのこと。

このため交通手段が必要になったためにケーブルカー建設が始まったそうです。

もらったパンフレットによると、丘に上り切った所にあるホテルからの眺めが素晴らしいとのことでしたが、ホテルが閉鎖されていました。

他の人々に習ってしばらく歩いてみましたが、眺めの良い所へは行きつきませんでした。

その代り、瀟洒な家屋が建ち並ぶ高級住宅街を散歩することに。

良い雰囲気でしたが、何しろ暑かったし坂だったので体力を消耗しました。