【2022年12月】スペインのエストレマドゥーラ州にある町、カセレスでは、中心広場のプラサ・マヨールに面しているSoho Boutique Casa Don Fernando というホテルに泊まりました。
立地の良さで選んだホテルです。
チェックイン時に調子のいいおじさんが、日本人は一番の上客だと言っていました。
どうやら、時々、団体客が来るようです。
このおじさん、地図をくれながら、「小さい町なんですよ」と申し訳なさそうに言いました。
部屋もバスルームも十分な広さ。
かなり古い感じではあり、少し前ならオシャレだったとみられるシンプルな内装です。
この日は朝ごはん抜きだったので、腹ペコ。
ガイドブックに載っていたLa Cacharreria というタパス屋を目指しました。
広場は城壁の外側にあるので、階段を上って門をくぐって城壁の中へ。
タクシーでプラサ・マヨールに着くまでは、アンダルシアに似た街並みだと思ったのですが、壁の内側に入ると違っていました。
石畳も石の壁も不揃いで、温かみのある赤みがかったベージュを基調に、いろいろな色が混ざっています。
写真を撮りながら、グーグルを頼りにゆっくり進んで見つけたレストランの前には行列が。
ガイドブックには12時半オープンとあったのですが、ネット情報だと1時半。
それを過ぎていたのですが、実際にオープンしたのは2時でした。
2時になると、スタッフのお兄さんが少人数ずつ客を案内し、いちいち門を閉めます。
このお兄さんと挨拶を交わしていた人もいたので、地元民に人気がある証拠です。
かなり待たされた挙句に入ったレストランは、古い建物をモダンにアレンジした感じの内装。
タパスだからか、高いテーブルとスツールが並んでいました。
食べ始めた時には2時半になっていました。
まず、ここで飲んだリオハが花丸。
リオハ独特の香りが強く、こってりした好みの味わいでした。
私達は5種類のタパスをオーダー。
最初に来たのはパプリカ味のコロッケで、リンゴと一緒に食べます。
次に、卵とトリュフがぐちゃっと入っている、半分スープのような代物で、珍しい味わいでした。
それから、何やらスパイシーなカネロニ。
さらに、とても美味しかったバカラのグラタン。
最後に来たタタキ風のお肉はカルパッチョ風におしゃれに並んでいました。
さっぱりした味で気に入りました。
以上、どれも一風変わったタパスでした。
デザートに、シナモン味のライスプディングと、カップ入りのクリームのお菓子を夫とシェア。
お会計は€60.50(約8800円)なり。
とても満足のいくランチでした。