【2023年7月】今回フランスのパリで泊ったのは、Color Design Hotel という三ツ星ホテルです。
レセプショニストのおばさんが、夫にはやけに感じよく接していたのが鼻に着きましたが、まあ、いいでしょう。
部屋は案の定、狭く、バスルームがひょろ長いのが面白かったです。
パリのホテルは往々にして、牢獄のように狭いのです。
私達は小柄なので、大丈夫ですが、巨大な米国人とか北欧人には辛いものがありそうです。
この季節、まだ明るいですが、すでに夜9時近く。
少し空腹だったので、軽く食べようと外に出ました。
このホテル、立地は良いようで、辺りにはレストランがたくさん。
ホテルの斜め前にあるLe Siffleur de Ballons というエノテカ(フランスではなんと呼ぶのかな?)に入ってみました。
これが大当たり。
最初、空調がないテーブルのつこうとしたら、お姉さんが「こっちのほうが涼しいわよ」と別室に案内してくれました。
その部屋には、棚にワインがずらーっと並んでいました。
面白いことに、中に「ワビサビ」とカタカナの名前のボトルも。
「Hanami」というのもありました。
ただ、赤のグラスワインは4種類だけで、私達の好みのしっかりした味わいのもの、と頼んだら、Chatus というのを勧められました。
確かに、味はしっかりしていましたが、冷やされていたので、軽く感じました。
フランスでも夏は赤ワインを冷やして飲むのですね。
食べ物は、ハム・サラミの盛り合わせに、夫の希望でチーズを加えてもらいました。
普段、イタリアで食べるのとは種類が異なっていて、こちらのもそれぞれ美味しくて、満足。
特に、名前は分かりませんが、薄くスライスされた小さいサラミが気に入りました。
一緒に出てきたバゲットのパンにはバターも。
イタリアではパンにバターを塗ることはほとんどありません。
バゲットにバターを塗って食べると、学生時代を思い出しました。
決して豊かでなかったあの頃、バゲットにバターで一食としたことが何度もあったので。
さすがにフランスのバゲットもバターも、とても美味しかったです。
こうした軽食は私達の好み。
英国ではなかなか食べられません。
お値段は、€30(4700円あまり)とリーズナブルでした。