琥珀の祭壇

琥珀の祭壇

【2015年10月】ポーランドグダニスクにある琥珀博物館で、祭壇が琥珀でできている教会があることを知りました。

それで道を尋ねながら行き着いたのがこの聖ブリジット教会です。

祭壇はまだ出来上がっておらず、これが完成すれば、サンクトペテルブルク郊外のエカテリーナ宮殿内の琥珀の間をしのぐ作品になると博物館に書いてありました。

インターネット情報によると、材料不足で製作が滞っているとのこと。

たぶん、琥珀の値段が上がったからじゃないでしょうかね・・・

ところでこの教会、オリジナルは14世紀末から15世紀初めの建物ですが、戦争でほぼ全壊したため、1973年に再建されたものだそうです。

琥珀の祭壇だけでなく、「連帯」の心のよりどころだったことでも有名で、ワレサ元大統領が無名の電気工だった頃、ここで祈っていたとのこと。

面白いのは、この教会の神父で、連帯の運動を支持したヘンリク・ヤンコフスキ神父

民主体制になった後、自分の名前をブランド名にしたワインや香水を作って資金集めに乗り出したとか。

事業家肌の神父だったんですねー。