【2013年7月】これは、ヤルタ会談で有名なリヴァディア宮殿の入り口にあるライオンです。
あばら骨がくっきりと表されています。
1911年に皇帝の夏の離宮として完成した宮殿ですが、建設にかかった月日が17ヶ月と当時としては異例のスピード。
イタリアのカラーラから取り寄せた大理石などをふんだんに使ったルネサンス様式なんだそうで、造るのもそれなりに大変だったと想像されます。
この痩せライオンは、こき使われて急がされた工夫たちのささやかな抵抗の印だったと説明を受けました。
すでに皇帝一族への反感は募っていたんですね。
話は変わりますが、アレクセイ皇太子の勉強部屋が今はお土産店として使われています。
ガイドのスヴェトラーナが「ここには地元の手作りの土産物があります。
中国製ではなく」と言ったので、いきなりお買い物モードに。
ウクライナで採れる琥珀や、クリミアで採れる名も知れぬ石のネックレスを記念に買いました。