建設ラッシュ

建設ラッシュ

【2013年7月】クリミア半島南部の沿岸には、景観を損ねる新しいビルが続々と建てられていました。

ウクライナやロシアの富裕層が別荘として使う高級アパートだそうです。

ガイドのスヴェトラーナによると、こういうアパートは一軒50万ドル

普通のアパートはその十分の一程度の値段で、それでも一般市民にはなかなか手が出ないとのこと。

さらに、フルシチョフ時代(1950年代後半から60年代前半)に30年もたせる計画で建てたアパートがそのまま残っていて、劣悪な状況が問題になっているそうです。

彼女は1991年の独立以来、生活は苦しくなったと繰り返していました。

その時に素早くずる賢く動いた少数が超金持ちになり、大多数は貧しくなったといいます。

現在、何かことを進めようとすると、表向きの税金に加えて、袖の下が当たり前になっているとのこと。

彼女は、「ウクライナの物価は西欧諸国の半分程度だけれど、給料は西側の十分の一」と言っていました。

昔、学校で教わったように、ウクライナには肥沃な土地があり麦の生産が盛ん

その麦は政府が買い上げますが、一部は、政府がトルコに売っているとのこと。

そして、トルコで精製されて高くなった小麦粉がウクライナに輸入されているそうです。

「こうやって港湾関係者が潤っている」という話でした。