【2014年8月】熱海では、なんと、芸者さんの踊りを見ました。
「熱海芸妓見番歌舞練場」と何と読むのかも分からないような会場で、「湯めまちをどり・華の舞」というタイトルの催しを見たのです。
ここは芸者さんたちが踊りを練習するお稽古場なんだそうで、1998年から練習を一般公開しているとのこと。
家族が予約しておいてくれたので、最前列のかぶりつきで見ました。
日本舞踊についてはまったく無知なので、見どころ、良し悪しなどは分かりませんでしたが、着物の着こなしのかっこよさには惹かれました。
歌と三味線の音程がずれた局面もありましたけれど、すごく楽しいひとときでした。
公演が終わった後は、芸者さん達が客席に降りてきて、一緒に記念撮影ができました。
調べてみたら、熱海には150人弱の芸者さんがいて、日本で一番、芸者さんが多い町なんだそうです。
といっても、その数は減る一方とのこと。
50年ぐらい前には1000人ほどもいたそうです。
一人前になるためには10年もかかるんだそうで、せっかちな現代社会には合わないんでしょうね。
舞台を見ながら、別世界に生きている人たちなんだなあ、とつくづく思ったことでした。