【2016年8月】ポーランドのグダニスク、最初の晩はネットで調べて評判が良かった Gdanski Bowke という川沿いのレストランに行きました。
最初に通された席がトイレの近くで、母が「嫌だわ」と駄々をこねたので、窓際のより良い席に移してもらえました。
駄々はこねてみるものです。
前菜はザリガニと鳥の肝の料理を分けました。
ザリガニは身は小さかったけれど、真っ赤な色で見栄えがしました。
肝は、分けたくないほど、とても美味しかったです。
メインは猪肉の燻製にクランベリーかなと思われる甘目のソース。
大満足でした。
母と夫はバルト海の野生の鮭。
ふだんスーパーで買う鮭より脂っぼくなくて、さっぱりしていました。
デザートもシェアした後、薦められたゴールドヴァッサー(金の水)という金箔入りの蒸留酒を飲んでみました。
アニス系の味でした。
調べてみたら、16世紀からの歴史を持つ薬用酒なのだそうです。
そうそう、ここのビールが特製で、近くの家族経営の醸造所で作ったものだとか。
地元でもらった案内書によると、この店の名前の Bowske というのは第二次大戦前、波止場付近の商人から仕事を貰っていた日雇い労働者のことで、日当を即、居酒屋で使い果たしていたような連中のことだそうです。
当時のグダニスクには欠かせない人々だったとのこと。
この店の内装はその当時の港の居酒屋の雰囲気を演出しているそうです。
もっとも、店ができたのは2012年と比較的新しく、その前はここは本屋だったとのことです。