【2025年4月】イタリアのパルマは食の宝庫。
山とある良さそうなレストランの中から、今回夫が選んだのは、Trattoria Corrieri です。
パルマに住む親せきも、あそこは良いよ、と太鼓判。
行ってみたら、カジュアルで大きな店でした。
人気店らしく、ランチに入った時にはほぼ満員。
予約しておいて正解でした。
正直なところ、庶民の我々は、前日の宮殿レストランより、ずっと落ち着けました。
スターターは、パルマならではのハム類とトルタ・フリッタ。
トルタ・フリッタは空洞のあるパンで、ニョッコ・フリットとほぼ同じものらしいですが、パルマ地方では、トルタ・フリッタと呼ぶのが普通だそうです。
このレストランのトルタ・フリッタに関して言うと、馴染みのあるニョッコ・フリットより大きくて、油っぽくないものでした。
私はメインに馬肉を食べました。
ハムやチーズで有名なパルマですが、馬肉も特産なのです。
馬肉専門のレストランもあるくらいで、一度、行ったことがあります。
ここで食べた料理は、Vecchia di Cavallo という名前で、小さく切ったお肉のトマト味のシチューでした。
とても食べやすく、良いチョイスだったと思います。
夫は三色のラビオリ、友達は重たいニョッキ、もう一人の友達はRavioli in Brodo。
最後のこれは、ラビオリが肉や野菜の出汁で煮込まれた透明のスープに入っているもので、友達がいみじくも「ワンタン・スープみたいだね」と言っていました。
余談ですが、体調不良の時、私たち日本人はお粥を食べますが、イタリア人はこのRavioli in Brodoを食べるのだと、こちらに住んで知りました。
この日のワインは、Gutturnio Superiore という地元エミリア・ロマーニャ州のしっかりとした味わいのある赤ワインで、これまた大正解。
もっとも、「ワンタン・スープ」を食べた友達はイギリス人なので、ビールを飲んでいましたが。
ここに来る前にお茶をしたので、デザートは無し。
4人で€147.50(約25000円)と値ごろ感もありました。
ちなみに、地下にあるトイレに行ったら、ハムの貯蔵室があるのが見えました。
さすがパルマ、と感心したことでした。