旅行中に旅行、まずモディカへ

旅行中に旅行、まずモディカへ

【2022年9月】シチリア島のシラクサに2週間滞在中、1泊旅行をしました。

つまり、1晩分エアビーの宿泊費をふいにするわけで、ちょっと贅沢なのですが、どうしても再訪したい町が日帰りでは無理だと判明したので。

シチリア島、モディカへの列車に乗ったシラクサ駅
シラクサの鉄道駅

その町とはモディカとラグーサ

2017年にも訪れたのですが、その独特の景観が脳裏に焼き付いていて、是非、また行きたいと思っていたのです。

その朝、10時半の列車に乗るためにシラクサの鉄道駅へ。

モディカまでの運賃は€8.40(およそ1200円)。

たった2両編成の列車がプラットフォームの端の方に停車していて、かなりの人数の人々がドアが開くのを待っていました。

シチリア島、シラクサから乗ったモディカへの列車
こんな列車でモディカへ

タイミング良く乗れて、席は確保できましたが、車内は満員です。

でも満員だったのは、次の駅のFontane Bianche (数日前にバスで行ったビーチです)までで、さらにその次のノートで大部分の人々が降りて行きました。

ノートには前回訪れて、見どころをほぼ網羅していたので、下車しませんでした。

シラクサからは、このノートと、モディカとラグーサを1日で巡るツアーも出ています。

でも2度目の私達には、ちょっと物足りなさそうだったので、ツアーに参加せず、この1泊旅行を計画したのでした。

列車の車窓からは、意外と整備された果樹園が多くみられました。

シチリア島、シラクサからモディカへの旅で乗った列車の中
途中から空いてきた列車

そういえば、前回、この辺りを訪れた時に、タクシーの運転手が、シチリア島の中でもこの地方は農業で潤っていて「島の中の島」と呼ばれるほどだと話していましたっけ。

モディカに着いたのは、12時10分ごろ。

駅から、町の中心のUmberto I 通りに向かって歩きます。

かなりの距離があったのですが、それほど辛くなかったのは、同じ暑さでも、モディカの空気がシラクサより乾いていたからだと思います。

しばらくすると、丘にごちゃごちゃっと家が重なるように並んでいる風景が見えてきました(表紙の写真がそれです)。

これですよ、私が見たかったのは。

シチリア島、モディカのサン・ピエトロ教会
モディカのサン・ピエトロ教会の外観

胸が高鳴りました。

観光案内所で地図をもらい、見るべき教会二つと、見晴らし地点を教わりました。

ただ、教会は全て、午後1時にいったん閉まり、開くのは3時半だとのこと。

1時には少し間があったので、近所にあるサン・ピエトロ教会へと急ぎました。