ロカ岬を見て帰る

ロカ岬を見て帰る

【2019年2月】ポルトガルのシントラ方面に個人ツアーで行った日、帰りにロカ岬に寄りました。

ロカ岬は、シントラの西、18キロの地点にある岬で、言わずと知れたユーラシア大陸の最西端です。

赤と白の絵になる灯台があるのですが、これは18世紀後半に建てられたもの。

今も稼働しているそうです。

海の方ばかり見て、写真を撮り忘れましたが、ここに碑が立っていて、カモンイスというポルトガルの詩人が書いた「ここに地が終わり、海が始まる」という言葉が刻まれています。

また、ここのインフォーメーション・センターでは、大陸の最西端に立ったことを証明する証書が買えるのだそうです。

ロカ岬はポルトガルの主要な観光名所の一つですから、私達が行った日にも世界中からの観光客がたくさん。

私達の古いガイドブックには、「風に吹きさらされた険しい地の果ての雰囲気が残っている」と書いてありますが、正直、まったく、そんな雰囲気は感じられず、明るい観光地そのものでした。

実は私は、30年ほど前にもここを訪れたことがあるのですが、その時には確かに人も少なく、荒々しい海を目の前にして、「はるばる来たなあ」という感慨をおぼえたものです。

じゃあ、最東端はどこだろうと興味が湧いたので、調べてみたら、ロシアのデジニョフ岬というところだそうです。

ベーリング海峡を目の前にした岬。

さすがにここは観光客もほとんどいなくて、荒涼とした地の果ての雰囲気が味わえるでしょうね。

ロカ岬をさらっと見た後は、海沿いの道路を通ってリスボンへ戻りました。

途中、カスカイスやエストリルを通りました

この二つの町は、リスボンから一番近い海辺のリゾート地であるため、大賑わい。

特にカスカイスには高級ホテルが建ち並び、イタリアのポルト・チェルボやスペインのプエルト・バヌスを思い出させる雰囲気です。

エストリルの方はもう少し地味で、地元民のリゾートなのだそうです。

この日は天気が良かったこともあり、海辺の道路は大混雑。

途中であきらめ、内陸の高速道路に乗って帰ってきました。