宮古島の祭り、パーントゥのことなど

宮古島の祭り、パーントゥのことなど

【2019年4月】沖縄県の宮古島での観光タクシーツアーの続きです。

日本 宮古島 島尻マングローブ林 入江
島尻マングローブ林の風景

次に行ったのは島尻マングローブ林です。

宮古島では最大のマングローブ林だそうで、入江に1キロぐらい続いています。

遊歩道ができていて、散策できそうでしたが、私達はちらっと見ただけでおしまい。

ちなみに、マングローブという植物があるわけではなく、塩性の湿地にある常緑の森を指す言葉で、この島尻マングローブには5種類の植物で成り立っているのだそうです。

島尻というこの辺りでは、「パーントゥ」という伝統祭りがあるとのこと。

日本 宮古島 島尻 パーントゥ 祭り 看板
道端にあったパーントゥの看板

道端に看板があったので、運転手の野原さんが説明してくれました。

毎年9月に、井戸の底のくさい泥を塗った怪物「パーントゥ」が土足で家に上がり込んで、人々にその泥を塗りまくる祭りだそうです。

泥を塗られたら、それが厄除けとなるとのこと。

ある時、野原さんがこの祭りを見たいという客を連れて行ったところ、こういうことと知らなかったその客が泥を塗られて激怒したとか。

その時、野原さんは、泥を塗られちゃたまらんと、車の中で寝たフリをしていましたが、車に泥が塗られたそうで、「落とすのが大変だった」と言っていました。

去年知った秋田県男鹿半島の「なまはげ」にちょっと似ているようです。

このパーントゥがお土産物のモチーフに使われていて、可愛かったので、後でTシャツを買いました。

日本 宮古島 宮古馬 頭 
40頭ほどしかいない宮古馬の1頭

最後に見たのは宮古馬です。

日本固有の馬が8種類あるそうで、この宮古馬もその1種。

もともと農耕用で、小型です。

農耕に馬が使われなくなった現在、宮古馬は40頭ほどしか残っていないそうですが、「最近、子供が2頭生まれたとローカル新聞に載っていた」と野原さんが言っていました。

宮古牛を飼育しているところで、平行して飼われていることが多いという話でした。

そしてホテルへ。

今回の観光タクシー旅行は情報が盛りだくさんで非常に充実、そして、おかげで疲れた4時間でした。