ペスト・ジェノヴェーゼ世界大会、地元のベテランが優勝

【2014年3月】イタリアのジェノヴァでこのほど、第五回ペスト・ジェノヴェーゼ世界大会が開催され、地元出身のアルフォンシーナ・トゥルッコさん(86)が優勝した。

ペスト・ジェノヴェーゼとは、バジリコを基本材料としたイタリアのリグーリア地方の調味料で、パスタを中心に様々な料理に使われる。

この大会では、伝統的な「モルタイオ」と呼ばれるすり鉢を用いて作るのが原則。

今回はカナダや英国、米国、セルビアなどから100人余りが集まりペスト作りの腕を競ったが、自らの祖母から譲り受けた「モルタイオ」とすりこ木を使ったトゥルッコさんに軍配が上がった。

祖母は19世紀末、この「モルタイオ」で、イタリア統一の立役者、ガリバルディにペストを作ったのだという。

すり鉢にしみ込んだ長年のペスト作りへの情熱が、味を引き立てたのかも。

伊ANSA通信が伝えた。

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