風光明媚なアーゾロ

風光明媚なアーゾロ

【2016年6月】ミラノから一泊で、ヴェネト州へ小旅行しました。まず目指したのは、丘の上のかわいい町、アーゾロです。丘の中腹の駐車場に車を停めて、あとは歩いて上りました。小さいのに柱廊の多い町です。季節が良く、花盛り。どの家も窓に花を飾っていて、可愛らしいことこの上ありません。

ちょうどお昼時だったので、柱廊の中にある素朴なレストランに入りました。前菜はハム、チーズ、野菜の盛り合わせ。かなりボリュームがありました。私はメインにローストポークを食べました。付け合わせがナスとピーマンと大きなチーズ。夫はウサギのシチューとポレンタ。ポレンタはこの地方の食べ物です。飲んだのばプロセッコ。ここ数年、世界中で人気が高いプロセッコもこの辺りが産地です。毎週金曜日にここに来るという小さいおばあさんが一人で、もりもり食べていたのが印象的でした。

後でわかったのですが、アーゾロは「イタリアの最も美しい村」という民間団体に所属しているそうです。交通の便が悪いなどの理由で、風光明媚なのに知名度の低く過疎化が進む町村が属している団体で、村の活性化などの活動をしているとのこと。2001年に100の町村から始まり、今は230ほどに拡大。かつて行ったトスカーナのピティリアーノやプーリアのオトラントも名を連ねています。今後、行先選びの参考にしたいと思います。