【2024年7月】南イタリアのイスキア島にあるフマローレ・ビーチで、どぼんと海に浸かった後は、船で、最寄りの町、サン・タンジェロへ。
数日前に行ったアラゴネーゼ城のように、ここにも陸繋島があって、土手道の両側がビーチになっていました。
フマローレ・ビーチに行く前に丘の上から見た時には、海水浴客で賑わっていましたが、私達が着いた時には、皆さん、すでに海から上がって夕食の準備中だったようで、ビーチは閑散。
土手道の手前は、カフェやレストランが並び、丘の斜面に家々が混み合っていて、ちょっとしたリゾート空間になっていました。
土手道を渡って陸繋島側に行ってみましたが、そちらはひと気のないホテル一つがあったぐらいで、あまり開発されていない様子です。
島自体がもっこりした山で、それこそお城でもない限り、人は上らないでしょうね。
で、また土手道を渡って戻ってきて、いくつかあるカフェやレストランの中から適当な店の外のテーブルに落ち着き、アペリティーボ。
一人€15と、観光地としてはリーズナブルなお値段でした。
カクテルと一緒に出てきたのは揚げ物ばかりでしたけど。
ちょうどレストランに人が入って来る時間で、その様子を見ると、この町は、ちょっとおしゃれしてお出かけする場所のようでした。
私達は泳いだ後の簡易服姿でしたが。
サン・タンジェロについて、私が夕日の名所だと勘違いしたために、この時間にここに来たわけですが、そうではないと知ったので、私達は長居せずにバス停へ。
バス停は、町のかなり上方にあるので、坂道を上らなければなりません。
その道中、片側にはかなり気取ったお店が並んでいました。
カプリか、ポルトフィーノか、という雰囲気が多少、感じられましたが、まだそのレベルに到達していないといった風情。
これからもっと高級化するのでしょうか。
店に気を取られたおかげで、坂道がそれほど苦になりませんでした。
買いたいほどの物は見つかりませんでしたが。
いずれにしても、この町は、実際に町の中にいる時より、坂道の途中から振り返って見下ろした方が素敵に見える町です。