出だしは不調だったプローチダ島への遠足

出だしは不調だったプローチダ島への遠足

【2024年7月】南イタリアのイスキア島で夏休みを過ごしている間、1日は近くの島、プローチダ島へ遠足しました。

泊まっていたフォリオの目抜き通りに、プローチダ島へのツアーを売っているブースがあったので、そこで交渉。

最初は、プローチダ内のツアーも含めて€100(16000円ほど)というのを予約したのでしたが、後に、島内のツアーはキャンセルされました。

南イタリア、プローチダ島へのハイドロフォイルが出航するイスキア島のCasamicciola の港
イスキア島のCasamicciola の港からプローチダ島へのハイドロフォイルに乗る

人が集まらなかったようで。

仕方なく、フォリオとプローチダの港までの往復の手配+朝食というセット(一人€38)となりました。

当日は朝8時半の集合。

タクシーで出航する港に連れて行ってくれるという話だったはずですが、満員のおんぼろバスが現れました。

いろんなツアーの人が混在していたようで、プローチダへの港、Casamicciola で降りたのは8人だけでした。

早々に到着した割には、出航は9時45分。

南イタリア、プローチダ島の港に面した家々
港に面した家々

ハイドロフォイルで、乗っている時間は約30分でした。

カラフルな港に着きました。

プローチダについては、あるブロガーさんの記事を読んで以来、一度、行ってみたいと思っていたのでした。

やっと来られた、との喜びもつかの間、ぐずぐずしてはいられません。

まずは、このツアーに付いている朝食を食べなければ。

指定の店に行くと、もう一軒のほうへ行け、と言われました。

南イタリア、プローチダ島で出された半分のパン
一つを二つに分けて出され、半分ずつ食べたパン

ちょっと悪い予感。

案の定、そこで出されたのは、半分に切ったクロワッサン風のパンにクリームが入ったもの。

つまり、一人半分ずつというわけ。

カプチーノは一人€0.50の追加料金を支払わなければなりませんでした。

同じツアーで来たローマのおばさん二人も、この「半分」にはショックを受けていました。

1人だったら丸1個もらえたのか、3人だったら三等分なのか・・・・。

南イタリア、プローチダ島の港に停まっていたレトロな車
怠け者のタクシー運転手がたむろしていた港で

さらに、フォリオで島内ツアーがキャンセルされた際、担当のお姉ちゃんは「でも、港に€50でツアーのオファーする客引きがたくさんいるから」と言ったのでしたが、そんな人は誰一人いません。

そこで、夫がたむろしていたタクシーの運転手に当たってみたところ、€80と言われたそうで、引き下がってきました。

仕事もなくたむろしているだけなのに、値決め交渉もせず、ふっかけてきて引かない態度は、理解に苦しみます。

単に、働きたくない怠け者たちなのでしょうか。

南イタリア、プローチダ島の港に停泊していた船
港には船がたくさん

そんな事を話しながら、港沿いを歩いていたら、青い服のタクシーの運転手が追いかけてきて、交渉の末、€50で引き受けてくれることに。

ただ、「ちょっと先で待っていてくれ」と言います。

仲間との関係上、彼らが見ているところで私たちをタクシーに乗せるのはまずいようでした。

少なくとも、カルロというこの運転手は仕事をしたい人で、実際、良い人のようす。

プローチダ遠足、状況が好転したようです。