
【2025年4月】ドイツのシュトゥットガルトに着いた日、ホテル入りして一休みしたら、もう夕方だったので、今日はこれだけかなと思っていたところ、見どころの一つである図書館が夜9時まで開いていることが分かり、急遽、そちらに向かうことにしました。
結果的に、これはとても良いチョイスでした。
まずはホテルの人に行き方を尋ねたら、ちゃんと調べてくれて、電車の時刻表を印刷してくれました。
ちなみに、泊まったのは、ラディソン系のPark Innです。
部屋は殺風景でしたが、十分な広さで、目立った問題は何もありませんでした。
最寄りのマリーエンプラッツ駅はかなり広く、トラムも地下鉄も通っていてちょっと戸惑いましたが、一人€6.60(1100円ほど)の1日券を買って無事に教わったU14の地下鉄に乗れました。
この町の交通事情については、また後程、記しておこうと思います。
シャルロッテンプラッツという駅でU7に乗り換えて、Stadtbibliothekまでスムーズに行けました。
そこまでは良かったのですが、駅から外へ出て、どれが図書館がすぐにわからず、グーグルマップを見ながら、建物を一周してしまいました。
結局、駅からほど近いところに入り口があり、入れましたが。
入れてよかったです。
ここは本当に一度、見る価値のある建物です。
とてもモダンな白い立方体の建物で、おしゃれ。
数週間前に行った、歴史の重みがずっしり感じられるパルマのパラティーナ図書館の対極にある図書館といえます。
インフォメーション・デスクの人に、「写真を撮るなら、このカードに記入して見えるように付けてください」と赤いカードを渡され、名前と日付を記入して胸に付けました。
彼女に勧められた通り、最上階の8階に上り、そこから徐々に下りました。
真ん中が吹き抜けで、階段が上手に配置されています。
この図書館は、韓国のイ・ウンヨンという建築家が手掛けたもので、2011年10月にオープンしたのだそうです。
ネット情報によると、静けさを尊重し、敢えて冷たさを強調して「瞑想的空間」を作り上げたとのこと。
知人に、ここで撮った写真を見せたところ、「人間性を超えた、知識の大聖堂にいるような神聖な感覚を覚える」と感想を述べていました。
ミニマリズム的な空間で落ち着ける人には持って来いでしょうけれど、私みたいに、モノがごちゃごちゃっとしていて温かみのある空間が好きな人間には、観光名所に過ぎません。
ここで本を読もうと思っても、すぐにトイレに行きたくなりそう。。。
1階ずつ階段を下りていくと、外国の本を集めた階があり、日本の書籍も。
御多分に漏れず、村上春樹などポピュラーな本があったのですが、「お探し物は図書室まで」という題名の本が目立つように立ててあり、的を得ているなあと思った次第。
この図書館には、50万冊を超える本があるそうです。
市立図書館なので無料で入れます。
図書館の周りは開発途上地区らしく、面白い奇抜な建物が目立っていました。