レジデンツの歴史に国民性

レジデンツの歴史に国民性

【2013年5月】ミュンヘンのレジデンツ宮殿の続きです。

この宮殿はバイエルン地方を治めたヴィッテルスバッハ家の家だったところで、1918年、最後の王が退位し、王室が消滅した後、1920年からは博物館として公開されているそうです。

1837年には世界最大の宮殿博物館だったとのこと。

けれど、第二次大戦中の1944年4月の空爆でほぼ全焼したそうです。

すごいのは、その前年、最初の空爆を受けたときに、この地方の公共機関が建物の記録に全力を上げたということ。

おかげで、終戦後すぐに修復事業が進んだそうです。

宮殿のガイドブックによると、修復が完了したのは2003年7月だそうで、その費用は、現在のお金に換算して2億1400万ユーロだそうです。

歴史を読んでいて、時間を浪費せず、組織的なドイツ人の国民性を感じました。