【2015年7月】南イタリアのレッジョ・ディ・カラブリアには、海岸に沿ってルンゴマーレと呼ばれる遊歩道があります。
夕方、たっくさんの地元の人々にまじってここを散歩しました。
まずはちょっとした市場を通り過ぎます。
食品、日用品やベッドまで売っている市場で、台所用品が一番人気のようでした。
ここを過ぎると長いプロムナード。
1・7キロあるそうです。
一段下がった海際にはバーやディスコが並んでいますが、それよりも何もないこのプロムナードが大人気。
老いも若きもちょっとおしゃれをして歩いている様子。
子供の頃は親と、ちょっと育つと友達同士、そしてカップル、家族になり、最後はお婆さんたちの集いとなる・・・この町の人々は一生に渡って、ここで歩き続けるのでしょう。
もっとも、このルンゴマーレは比較的新しく、1994-2001年に市長だった Falcomata の名前が付けられています。
というのも、この人が中心になって、犯罪組織のンドランゲタが建てた不法建設の建物を排除する運動「レッジョの春」を展開したからだそうです。
ちなみに、散歩は夕方に限られます。
日中は暑すぎて、日蔭のないこの通りを歩くのは酷です。
翌日、来てみたら、空っぽでした。