チェスターはイングランド北西部のチェシャーに位置し、ウェールズとの境界にも近い歴史都市です。ローマ時代の遺跡や城壁、木骨造りの建物が並ぶ美しい街並みで知られています。
チェスターの歴史は西暦79年、ローマ軍がこの地に「デワ・ウィクトリクス」と呼ばれる要塞を築いたことに始まります。ディー川沿いという重要な場所に位置し、軍事的な拠点として発展しました。その後も長い歴史を重ね、現在ではローマ時代から中世、ジョージアン、ヴィクトリア時代まで、さまざまな時代の建築を見ることができます。
中心部は比較的コンパクトで、徒歩で観光しやすい町です。チェスター独特の景観を作っているのがチェスター・ロウズと呼ばれる建築です。主要な通りに沿って、地上階とは別に屋根付きの歩行空間と店舗が上階にも続いています。
チェスター観光でぜひ歩きたいのがチェスター城壁です。歴史地区を囲むように約3キロにわたって続き、城壁の上を歩きながら市内のさまざまな景色を見ることができます。
城壁沿いにあるイーストゲート時計塔は、チェスターを代表するランドマークのひとつです。かつて町の東側の入口があった場所に建ち、その華やかな時計は街の象徴となっています。
中心部にはチェスター大聖堂があります。長い歴史の中で建築が変化してきたため、さまざまな時代の様式を見ることができます。
ローマ時代の歴史を伝えるローマ円形闘技場跡も重要な見どころです。現在も遺構の一部が残され、古代ローマ時代のチェスターの重要性を感じることができます。
また、中心街からディー川へ向かい、川沿いを散策するのもおすすめです。歴史地区とは異なる、落ち着いた景色を楽しめます。
日が長くなる晩春から夏は、城壁や川沿いを歩くのに適しています。秋も歴史的な街並みを楽しめる季節ですが、イングランドでは一年を通して雨への備えがあると安心です。