【2021年12月】ポルトガルのリスボンに滞在中、平日の午前はたいていエアビーで仕事をしたり、エクササイズをしたりして過ごし、夫の手料理のランチを食べてから、外に繰り出しました。
この日は端から端まで、有名な28番のトラムに乗ろうと決めていました。
ただ、始発であるCampo Ourique まで歩くのは遠すぎるので、始点をエストレラ大聖堂とすることに。
ここに行き着くまでに、まずは、古めかしいカフェで重たいスイーツをランチのデザート代わりに食べました。
本当にポルトガル人は甘いモノ好き。
日本やフランスのような洗練されたケーキではなく、もっと素朴で粗削りなお菓子がたくさん並んでいました。
ここを出て進むと、国会議事堂前に出ました。
立派なこの建物は、もともとは16世紀の修道院だったとのこと。
階段前にちょっと稚拙な感じのライオンの像が置かれていて、階段の上では、2人の守衛がけだるそうに行進していました。
もうクリスマス休暇だからでしょうかね。
ここからは坂を上り続けることになりました。
地図には坂のマークはないですから、こんな坂だとは知りませんでした。
この辺りはエストレラという地区で、ガイドブックによると、「落ち着いた豊かな地区」だとのこと。
トレンディな店と昔ながらの商店が混在している様子でした。
上り坂に音を上げそうになった頃、目指すエストレラ大聖堂に到着。
白い美しい外観です。
世継ぎが生まれたのを感謝してマリア1世が建てた大聖堂で、完成したのは1790年だそうです。
入ってみたら、ピンクっぽい大理石の壁や天井が暖かいイメージの教会でした。
私達の目的は、この大聖堂の屋根からの眺めです。
屋根に上るのは有料でした(値段は失念)。
コロナ渦中ですので、マスク着用で112段の階段を上ったのですが、かなり辛いものがありました。
でも、上って良かったです。
天気が良くなかったので、期待した景色はそれほどでもなかったのですが、教会のドームの中に入れるようになっていたのです。
ドームの天井が間近に見えて、美しかっただけでなく、教会内を見下ろすことができ、これが圧巻でした。
期待以上の満足感を得て、さてこれから、トラムに乗りに行きます。