【2014年9月】この度の北海道旅行、目的の一つがアイヌ博物館でした。
白老にあるアイヌ民族博物館へ行ったのですが、ここは明らかに、観光バスで訪れる団体客を対象としているらしく、電車を乗り継いでいくのに一苦労。
何しろ、電車の本数が極端に少ないのです。
ともあれ、苦労して行った甲斐がありました。
まずは、団体客に混じってアイヌ民族についての説明を聞き、踊りや演奏を鑑賞しました。
この写真の窓は東向きなのですが、アイヌの人たちは神様が東側にいると信じていて、この窓は神との交流の窓口とされているそうです。
なので、ここからモノを投げたり、中を覗いたりしてはいけません。
それから、女性は一定の年齢になると、口の上と手の甲に刺青をしたとのこと。
これで一人前の大人と認められ結婚したそうです。
ダンスは鶴を模したもので、なかなか優雅。
伴奏は人々の掛け声だけでした。
伝統楽器の演奏も素敵でした。
それから、囲炉裏の上にずらっと干してあった鮭は本物で、保存食だっただけでなく、交易物資としても使われたそうです。
こういった面白い説明や演技だったのに、残念だったのは、同席した団体の人のマナーが悪かったこと。
はっきりどこの人たちか分かりませんでしたが、東南アジアからの観光客でした。
民度の水準はこういうところで現れますね。