【2012年9月】イタリアはガルダ湖畔のガルドーネ・リヴィエラで一泊した際、ホテルの人から「一生に一度は見るべき」と薦められたのがVittoriale degli Italiani という博物館です。
ここは詩人で政治家だったガブリエーレ・ダヌンツィオ(1863-1938年)が住んだお屋敷です。
この人はムッソリーニとも交友のあった国粋主義的なお金持ちで、イタリアでは通りの名前にもなっている有名人です。
このお屋敷の中は写真が厳禁で残念。
何しろエキセントリックでした。
家の中は置物で足の踏み場もないほど。
玄関の真ん中に柱が立っていて、友人はその左を通って入り、招かれざる客は右側へ通して待合室で延々に待たせたんだそうです。
楽器の部屋、落ち込んだときに寝るベッドの部屋など様々なテーマの部屋はあったほか、庭には野外劇場も。
ダヌンツィオは背が158センチしかなく、細っこい足だったらしく、華奢な靴がたくさん飾ってありました。