【2014年5月】スペインのビルバオにあるグッゲンハイム美術館はとても有名で、写真を何度も見ているせいか、初めて見たのに、それほど「おおっ」という感動はありませんでした。
1997年秋にオープンして以来、工業都市だったビルバオを一躍、観光都市に仕立て上げたパワフルな美術館です。
米国の近代美術収集家のグッゲンハイム一家が、世界中に近代美術館を作ろうというアイデアを持って各地に作っている美術館の分館なのだそうです。
ビルバオのは、カナダのユダヤ人建築家、フランク・ゲーリーの作品で、館内で借りた音声案内によると、海や魚がモチーフになっているとか。
あまり期待していなかった中身ですが、すごく楽しかったのが、リチャード・セラという米国人アーティストによるThe Matter of Time という作品。
作品の中を歩ける体験型で、まっすぐだと思っていた壁が実はゆがんでいることが次第に分かり、感覚が裏切られるのが面白く、ちょっとめまいを感じました。
最上階では、オノ・ヨーコの作品展が開催中。
短冊に願い事を書いて木にくくりつけるコーナーがあり、一言書いて残しました。
彼女、若いころは結構、かわいかったんですねーーー。