冷めたお料理にびっくり

冷めたお料理にびっくり

【2021年11月】スペインのアンダルシア地方にあるカルモナの町の観光を終え、ガイドブックが推薦していたレストランに行きました。

カルモナのレストラン、Molino de la Romeraの看板
製油所がレストランになったMolino de la Romera

Molino de la Romera という名前で、16世紀の製油所がレストランになっています

がらんと広いレストランで、平日のランチ時は閑散としていました。

ここではタパスではなく、通常の、前菜・メイン・デザートという形で食事をしました。

前菜は Ensalata d Cogollos という名前のサラダを二人で分けました。

野菜の上にアンチョビが乗っていて、刻んだベーコンのソースがかかったもの。

結果的に、食べたものの中で、これが一番、美味しかったです。

カルモナのレストラン、Molino de la Romeraのサラダ
美味しかったアンチョビの乗ったサラダ

メインには、私はピカーニャ(牛のお尻の先端部分)を選びました。

夫は600グラムの骨付きビーフ。

ところが、これが出てきた時には、お肉がすでに冷たくなりかけていたのです

ずいぶん前に焼いたかのようです。

何せ、お皿がキンキンに冷えていました

これじゃあ、あんまりだと温めなおしてもらいましたが、再度、出てきた料理もなんだか生ぬるい感じで、ぱっとしませんでした。

カルモナのレストラン、Molino de la Romeraの広々とした内装
がらんと広いMolino de la Romera

ピカーニャにしては、脂身が多かったですし。

ただ、付け合わせのポテトにかかっていたソースが中東風の独特の風味で、美味しかったです。

夫は、お肉の味にかなり満足していたようでした。

この冷めた料理に関しては、ここでかなりびっくりしたのですが、この先でも似た体験をしました。

何故なのでしょう??

カルモナのレストラン、Molino de la Romeraのデザート
修道女が作ったといわれるケーキ

デザートは、Borrachuelo という素朴なスポンジケーキをシェアしました。

ガイドブックによると、ここのデザートは、近所のConvento de Santa Clara の修道女たちが作ったものなのですって。

アンダルシア南部のカディス地方産の赤ワイン1本を含め、全部で87.10ユーロ(およそ11000円)でした。

カルモナのAlcazar del Rey Don Pedro
今はパラドールになっているAlcazar del Rey Don Pedro

このレストランは、カルモナの丘の端っこに位置していて、外に出ると、大平原が広がっているのが見えます。

食後はその景色を右に見ながら、カルモナの見どころの一つであるAlcazar del Rey Don Pedro を見に行きました。

と言っても、ここは今はパラドール(中世の古城など歴史的な建物を使った国営ホテル)になっていますので、外観だけ眺めた次第。

カルモナの街角で
写真の撮り甲斐があるカルモナ

中はかなり豪華なホテルらしいです。

それからは、あてどなく町歩き。

疲れて腰かけたベンチからも、あらゆる角度で写真を撮りたくなるフォトジェニックな町でした。