【2023年4月】イースターの日に北イタリアのコモからフニクラで上った先のブルナーテ村では、レストランを求めてさまよいました。
村そのものは、それほど特徴が感じられませんでしたが、コモ湖を見下ろす立地には、お金持ちの別荘が並んでいるようでした。
景色そのものは、まあ、期待した通りで、それ以上ではありませんでした。
ちなみに、フニクラ駅近くから、さらに先にある灯台へのシャトルバスが走っているようです。
私達はそのことに気づくのが遅く、行き損ねました。
夫がネットで探し当てた良さそうなレストランを探して歩いたのですが、ようやく行きついた時には「キッチンが閉まりました」とすげなく断られました。
やっぱり、フニクラ待ちの時間が長すぎて、良いレストランは閉まってしまう時間になってしまったのでした。
ガックリきながら、フニクラ駅周辺に戻り、開いていたTrattoria dei Bracconieri へ。
時間が遅かったからか、窓際のテーブルが空いていて、眺めを楽しみながらの食事となりました。
イースターだから、羊肉のシチュー+ポレンタを。
どーんとしたお肉が出るかと思ったら、小さいのがコロコロ。
ソースが黄色くて危ぶみましたが、カレーではなく、まろやかな味わいで良かったです。
正体は不明ですが。
夫は、ソーセージ、牛肉、キノコの煮込み+ポレンタ。
こちらの方がよっぽどボリュームがありました。
ソーセージを一つ貰いましたが、ピンク色で軽い味わいでした。
この辺りはポレンタの産地です。
以前にもポレンタを主食とした専門店に行ったのを思い出します。
デザートにアップルパイを食べ、ハウスワイン1/2リットル、水、コーヒーを入れて全部で€81.50(約13000円)でした。
ところで、この店では、黒人が3人働いていました。
からっと痩せたオーナーと思われるイタリア人のおばさんが、この3人を厳しく育てている様子でした。
3人は黒人の中でも真っ黒な人々で、難民として海を渡って来た人々だったかもしれません。
異なる文化圏で、異なる生活習慣を受け入れて定住できれば良いですがー。
さて、帰りもフニクラ駅前には大行列が。
割り込もうとした図体の大きなカップルを、小さいおばさんである私が叱る場面も。
「郷に入っては郷に従え」を実践できない常識の違う人々には腹が立ちます。
さらに、帰りのComo Camerlata 駅では、乗り継ぎ列車を40分も待ちました。
この度の小旅行で肝に銘じたこと:皆が休む休日には、とにかく無名で人が行かない所を選ぶこと。
特に天気が良い時には、なおさらです。
そういえば数年前、英国のブライトンに行った天気の良い週末も大混雑で、私や危うく警官とケンカするところだったのを思い出しました。