ブルーモスクの床

ブルーモスクの床

【2012年8月】トルコのイスタンブールの有名なブルーモスクを訪れたのは、これで三回目です。

1616年に完成したモスクには六つのミナレットがあります。

というのもサルタンが「黄金のミナレットを」と注文したのを、建築家のメフメットが「6本の」と聞き違えたためだとか(この二つの言葉は音がとても似ているそうです)。

以下、ガイドの話:サルタンは建設現場を視察した後、メフメットを呼びつけ「メッカのグランド・モスクのミナレットは何本だったかな?」と尋ねました。

当時、メッカのモスクに6本のミナレットがあり、これと同等以上のモスクを建てることはおこがましいと思われていたんだそうです。

メフメットは質問に答えず、しばらく姿を消しました。

そして8ヵ月後、サルタンの前に姿を現し「メッカのモスクには8本のミナレットがあります」と答えました。

彼はこの間にメッカに赴き、ミナレットを二本作ったんだそうです。

ショートパンツやタンクトップを身に着けていてもブルーモスクには入れます。

入り口で吟味され、必要であれば青い布を渡されますので、それを巻きつけます。

ところで、私が最初にここに来たのは1994年だったと思うのですが、そのときには床一面に信者が寄付したさまざまな手織りカーペットが敷き詰めてあったと記憶しています。

97年に二度目に訪れたときには、すでにそれが機械織りの普通の絨毯に変わっていました。

今回はその柄がまた変わっていたような気がします。

その変遷を確かめたいと思ったのですが、手がかりがありません。

どなたかご存知ですか?