
【2026年7月】南イタリアのプーリア州にあるナルドには、前回、この地方を訪れた時にも行ったのでしたが、良い感じの町だったし、何となくしっかり見学していなかった印象があったので、今回、また行ってみました。
私たちは、見どころについて事前に調べず、現地でAIに尋ねるという怠惰なツーリストです。

そして、日本の京都でお寺巡りするように、こちらではおのずと教会巡りになります。
最初に行ったのは聖ドメニコ教会。
まず、外装の彫刻に圧倒されました。
前日見たレッチェのサンタ・クローチェ聖堂も彫刻が凝っていて、そちらはただただ、その美しさに見とれたものでしたが、こちらは何か圧迫感を感じました。
何しろ顔がたくさんで、世界のあちらこちらで人型の彫像を打ち壊すイスラム教徒の人たちの気持ちもわかるような・・・

この教会は1300年頃からの歴史があるそうですが、今見られるのは、16世紀に作られた部分と、地震の後の18世紀に再建された部分が組み合わさったものなのだそうです。
外観がごてごてしている割に、中はあっさり。
祭壇の大理石の柵にあるアヒルのマークは何だろうと思って調べたら、300年前の司教の家紋で、アヒルではなくガチョウなのだそうです。
それから、頭の上に赤い葉っぱのような物を付けたお坊さんの像があったのですが、こちらは、葉っぱではなく、説教の情熱を表す炎で、ドメニコ会の聖ヴィンチェンツォ・フェレールの像なのだそうです。
天井は木製で緑色。

パイプオルガンも古そうで素敵でしたが、ベンチは新しかったです。
聖ドメニコ教会の脇には、牡牛が彫られた噴水があります。
これは前にも見た覚えがありました。
伝説によると、定住地を探して彷徨っていた人々の前で、牡牛が土を蹴り始め、そこから水が湧きだして、ナルドという町ができたという話で、牡牛はこの町の象徴だそうです。
次にナルドの大聖堂に行ってみたのですが、ウエディングが始まるところで入れませんでした。

白いVWのビートルで花嫁さんがやって来たのが見られました。
その次には、お城を目指しました。
その途中にあった聖ヨセフ教会に立ち寄ってみたら、八角形の一部屋だけの小さい教会で、アットホームな雰囲気が印象に残りました。
こういう形の教会は、トリノの修道院や、パレルモでも見たな、と思い出しました。
今ある姿は、17世紀の地震の後に再建された18世紀半ばのものだそうです。
お城の方は15世紀末から16世紀に、オスマントルコから身を守る目的で建てられたものですが、19世紀にこの地方の男爵の館になりました。

そして20世紀には市が買い取ったので、今は一部、市役所になっています。
職員が有料で、ツアーを行っていましたが、それほど時間がなかったので、無料で入れる部屋だけ覗きました。
なので、あまり面白くありませんでした。
なぜ時間がなかったかというと、レストランを予約していたためなのでした。