ホテルまでの道のり

ホテルまでの道のり

【2023年7月】フランスのパリへの旅は、デモゼネストと直近の過去2回続けて散々な目に遭いましたが、3度目の正直で、今回こそは満足の行く旅ができました。

といっても、出発日の一週間前ぐらいに移民の暴動が起こって、今回も危ぶんだのですが、辛うじて、私達の出発日までには収まってくれました。

パリは本当に社会的な騒動の多いところです。

ユーロスターの起点、ロンドン、セント・パンクラス駅
ロンドンのセント・パンクラス駅からユーロスターに乗る

ロンドンのセント・パンクラス駅からパリの北駅までは、ユーロスターでスムーズな道のり。

あ、その前に、セント・パンクラス駅で€200買ったら、£213.62も取られてショックだったのでした。

ユーロ圏内の旅の場合、私達は通常、現地のATMでお金を引き出すのですが、パリというと何となく身構えて、準備周到でなければならない気がするので、手元にユーロを持っておきたかったのです。

ちなみに、市場レートでは、€1≒£0.87ぐらいです。

さて、パリの北駅からホテルまでは、タクシーに乗るつもりで、いつものように列車を下りたプラットフォームから出て、右の方向に歩きました。

ところが、いつものタクシー乗り場が工事中でなくなっているのです。

代わりに怪しげな黒塗りの大型タクシーがずらっと並んでいました。

3人に客引きされ、行先を告げると、€45~50と言います。

これはいくらなんでも理不尽だと思い、重い荷物を抱えて大変ですが、地下鉄と歩きでホテルまで行くことにしました。

フランス、パリの地下鉄駅構内の階段
階段の多いパリの地下鉄駅

幸い、かつての旅で買っておいた地下鉄のカルネが使えました。

しかし、パリの地下鉄駅の階段の多さには、閉口しました。

ロンドンの駅より階段がずっと多く、スーツケースを抱えて上ったり下りたり。

本当~に重労働でした。

年を取るにつれてタフになってきた私達。

地下鉄内では、コロナ以前の3年半前に最後にパリに来た時に比べて、ずっと黒人が多かったです。

しかも、つい最近、難民船で着きました、といった感じの人々です。

北駅前にも、そういった人たちが集まっていて、数日前の暴動の名残かと身構えたほどでしたが、たむろしているだけでした。

私達は、特に危険な目に合うことなく、無事にホテルに到着できました。