【2022年7月】イングランド南部の小さい町、ライでの美味しいランチの後は、観光案内所でもらった地図を頼りに、観光しました。
最初に、セント・メアリー教会に行ってみましたが、ちょうど結婚式の最中で、中に入れなかったので、そのすぐ近くにあるライ城へ。
お城といっても、四つの円柱の塔を結んだ四角い石造りの建物と、小さい庭の先に離れがあるだけの小振りの建物です。
1250年頃にフランスからの攻撃を防ぐために建てられたものだとのこと。
中が博物館になっていて、入るのに£4要ります。
15~19世紀までは、刑務所だったとのことで、囚人が鎖につながれていた様子をはじめ、警察や軍隊が使っていた道具などが展示されているのですが、展示品より、テラスからの眺めの方が魅力的。
ライは今は海には面していませんが、昔は重要な港の一つだったそうで、5港連合(Cinque Ports)の一つだったといいます。
ちなみに、このCinqueはチンクエではなく、古いフランス語のシンクから来ているそうです。
このテラスから遠くに真っ青な海が見えました。
それから、庭先にある離れの塔は、19世紀に建てられた女子刑務所で、英国内でも最も古いものの一つだとのことでした。
ここを出た後、セント・メアリー教会に入りました。
こんな小さい町にしては大きくて立派な教会で、美しいステンドグラスがありました。
12世紀初めからの歴史がある教会ですが、16世紀あたりには、密輸品の倉庫にもなっていたらしいと貰ったパンフレットに書いてあります。
今ある姿は主に19世紀に修復されたものです。
ここでも£4払って、塔に上りました。
お城の塔より高い位置にあるので、古い家の屋根が魅力的なライの町だけでなく、辺りの自然が見渡せます。
特にこの日は晴天だったので、とても良い気持ちでした。
最後に行ったのは、マーメイド・ストリート。
ここは、ライ観光の目玉とも言える通りで、観光局によると「英国でも最も有名で、絵のように美しい通りの一つ」だそうです。
丸っこい石畳の坂の両脇に古い家が建ち並ぶこの通りは、確かに風情があります。
期待したより、短い通りでしたが。
この途中にマーメイド・インという古めかしいホテルがあります。
11世紀創設なのだとか。
悪名高き密輸組織のアジトになっていたこともある宿だそうです。
ロンドンの友人夫婦が、来年、ここに泊まるのに、すでに予約してあると言っていました。
泊まってみるのは面白そうです。
以上で観光を終了。
やっぱり可愛らしい良い町でした。
観光化が進んだせいで、おしゃれな店が多く、ちょっとしたもの(チョコバーとか)を買える店が見当たらなかったのは難でしたが。