鈍行で行った三度目のライ

鈍行で行った三度目のライ

【2022年7月】天気の良い週末には、どこかへ出かけなければもったいないという、ほとんど強迫観念のようなものがあり、この日曜日にはイングランドの南部の町、ライに出かけました。

イングランド内で小旅行する際、車のない我々は、数日前から列車やレストランを予約することから始めます。

ライへはロンドンのビクトリア駅から
この鈍行列車でライに向かう

その日にふらっとどこかへ、というのがしにくい状況。

ライへは、ロンドンのビクトリア駅からの列車を予約しました。

セント・パンクラスからは急行が出ていて速く行けるのですが、自宅からセント・パンクラスまでが遠くてこちらを選びました。

この列車は鈍行です。

聞いたことのない駅にいちいち停まりながら、Ashford International という駅まで、1時間半かけて、のんびり進みました。

なぜInternational かというと、この駅にユーロスターが停まっていたからなのですが、今も停まるのかどうか不明です。

イングランド、ライの鉄道駅
ようやく着いたライの駅

このAshfordからは、20分ぐらい混んだ列車に乗って、ライに到着しました。

ライに行くのは、私は三度目です。

イギリスらしい可愛らしい町で、行く度に満足感を得ていたので、行ったことのない夫を一度、連れて行きたいと思っていたのでした。

ところが、結論から言うと、夫にはハズレだったようです。

「コレという見どころがなく、こういった街並みはつまらない」とのこと。

なるほど。

イングランド、ライで見かけた古い家の屋根と窓
黄色く変色した屋根が魅力的

日本人には受ける町で、SNSに写真を載せたら、とても久しぶりの日本の友人からコメントが入ったほどですから。

というわけで、私一人で盛り上がった小旅行。

ランチを予約してあった時間まで、街歩きにいそしみ、lichen (地衣類)が生えて黄色く見える傾いた屋根の古い家々が、坂道に連なる光景など、飽きずに写真を撮りました。

この日予約してあったのは、Webb’s the Fish Cafe というレストランです。

料理教室も開催しているという看板がありました。

ここの食事は夫にも喜ばれました。

ライのレストラン、Webb's the Fish Cafeのカルパッチョ
美味しかったカルパッチョ

給仕のおばさん達がパブ調でしたが。

前菜は、Tumbler of Prawns (コップに入ったゆでたエビをマヨネーズに付けて食べるシンプルなもの・美味なり)と、ツナとサーモンのカルパッチョをシェア。

カルパッチョの方は盛り付けが気取っていたので危ぶみましたが、野菜ソースの味がよく、上々でした。

私のメインはカレイ。

バターたっぶりで、付け合わせの野菜も盛りだくさんで、満足しました。

夫は定番のフィッシュ・アンド・チップス。

イングランド、ライにあるレストラン、Webb's the Fish Cafeのパンナコッタ
花丸だったパンナコッタ

油が新しく、揚げ具合も良かったそうです。

デザートに食べたパンナコッタには、メレンゲが付き、イチゴがたくさん乗っていて、さらにシャーベットまで付いていて大正解でした。

もちろん、ワインも飲んで、以上で88.20ポンド(14000円ほど)。

これはお値打ちだと思いました。