【2021年12月】ポルトガルのシントラからリスボンのロシオ駅に戻り、そこからタクシーで我が家(エアビーアンドビー)の近所の国会議事堂まで行きました。
ここから目指したのは、以前から目を付けていたお総菜屋さん、Naco。
肉類、ソーセージ類、チーズ、ワインなどが満載で、通る度にぐぐっと引き寄せられていたのです。
ここで、お店の人のアドバイスを受けながら、ハム類3種、チーズ2種、自社ブランドのワインを買い、この日の夕食としました。
お店が閉まる直前の時間で、片付けを始めていましたが、丁寧に対応してくれて、良い感じ。
薦められた自社ブランドワインは、後でレシートをチェックしたら、ほんの€3.95(530円ちょっと)と格安。
しかも、本当に美味しかったので、お買い得でした。
前にも言いましたが、この界隈は、こういったちょっとおしゃれ目な店と、古風な小売店が混在しています。
古風な店でお菓子を食べ、おしゃれな店でお買い物するのが良いようです。
数日前には、ちょっと目を引くファッション店でセーターを買ったのでした。
さて、翌日は、私達のリスボン滞在の最終日。
特に予定はなく、平日だったので、午前中は普通に仕事をし、午後からあてどなく散歩にでかけました。
まずは、我々のエアビーからすぐのところにあって、気になっていた教会、サンタ・カタリーナ教会を覗きます。
特に観光名所というわけでもなく、ガイドブックにも記述がありませんが、かなり立派。
調べてみたら、16世紀からの歴史のあるバロック様式の教会だとのことです。
男性が1人、ひっそりと腰かけて祈りを捧げていたのが印象的でした。
そこからバイロ・アルト地区を超えて、繁華街のシアド地区へ。
由緒正しそうなカフェ、A Brasireila の前を通りました。
ここは19世紀にブラジルのコーヒーを売り始めた所で、リスボンで最も古いカフェの一つなのだそうです。
入ればよかったかな。
そこからさらに進んで、コメルシオ広場につながるRua Augustaにまで下りてきて、はたとカステラ屋さんのことを思い出しました。
2012年に行ったカステラ屋さんが閉店したことは知っていましたが、同じレシピを受け継いで、別の人が別の所でカステラ店を開店したはずでしたので、ネットで検索しました。
Kasutera というお店で、サイトは見つかったのですが、グーグルには「廃業」とあります。
一応、電話もかけてみたのですが、つながりませんでした。
これは残念!
お菓子好きのポルトガル人にカステラが受けないはずはないので、たぶん、マーケティングの問題でしょう。
気を取り直して、今度はポルトガル名産のコルク専門店を検索しました。
リスボン市内にはお土産店がひしめいていますが、本当にポルトガル製なのか疑われる安っぽいモノも多く見られるので、専門店に行きたかったのです。
たまたま一番、近かったCork House という店に行きました。
ポルトガルに来るたびに、何かしらコルク製品を買っている私達ですが、さすがに専門店にはおしゃれな物がたくさん。
コルク素材にどういう加工をしたのか知りませんが、素敵な模様を描いているコルク地に惹かれました。
大きなバッグは高かったので、小さいお財布を購入。
これは嬉しいお買い物です。
満足して帰途につきました。
エアビーにほど近い古風なお菓子屋さんで、甘い物をあれこれ食べて外に出たら、もうとっぷり暮れていました。