旅籠屋だったパブ

旅籠屋だったパブ

【2013年12月】ロンドン・ブリッジから少し南に歩いたところにあるパブ、The George Innその昔、旅籠屋でした。

1543年の地図にすでに名前が載っているという長い歴史を抱えています。

今回、友達に案内されて行ってみたのですが、馬車が通れるぐらいの行き止まりの通りに面していて、確かに、馬車に乗って旅をする人々の宿だった様子が感じられます。

二階に回廊がある作りになっていますが、これは昔は普通だったデザインだとか。

今はロンドンではここだけだそうです。

1677年の火災のあと建て替えられたのが今の姿。

一部、特に古そうな部屋があったので、そこに入ってみました。

薄暗い室内

床は傾いています。

テーブルも傾いているのですが、かろうじてコップが倒れない程度。

普通、パブではカウンターで注文するのですが、ここは昔の郵便局のような窓口で注文します

なかなか風流。

本当はエールを飲むところですが、食後だったので、ポートワインにしました。

この付近には、こういった旅籠屋が何軒かあったそうで、そう言われてみると、それらしい行き止まりの道が数本ありました。