【2013年9月】チェコのプラハ最後の日は、ユダヤ人街を訪れました。
それほど時間に余裕がなかったので、「これだけは見落とさないように」とガイドブックで念を押されている旧新シナゴーグにだけ入りました。
たった一箇所に入るのに200コルナ(8ユーロ)もして、ちょっと割高感がありました。
このシナゴーグは13世紀後半に建てられ、今でも使用されているシナゴーグとしては欧州最古だそうです。
この奇妙な名称が定着したのは16世紀だそうです。
いろいろな言い伝えがあって、その一つが、鳩の姿をした天使が、このシナゴーグを度重なるゲットーの火災から守っているというもの。
また、「ゴレム」という粘土でできた架空の生き物が、ここの屋根裏でプラハのユダヤ人社会を守っているという話もあります。
この「ゴレム」をかたどった人形が屋台にたくさん売られていました。
何より面白かったのは、ここに入るのに、男性はちょこんとした円錐形の帽子(キッパーというんですね)を頭に乗せなくてはならないのです。
紙でできた紺色のキッパーが配られ、みんな頭に乗せていました。
乗せるとみんな、それなりにユダヤ人に見えるものですね。