【2017年2月】ポルトガルの南部、アルガルベ地方のファロから北へ11キロほどの村、エストイにあるポサーダに泊りました。
地元の人はエシュトイと発音していましたが、日本語表記はエストイが多いようです。
このポサーダは18世紀の宮殿をホテルに仕立てたものだと聞いていたので期待していたのですが、部屋に通されてびっくり。
とってもモダンで、キツネにつままれたような気分です。
後でわかったのですが、ポサーダには、①歴史的建造物をそのままホテルにしたもの ②歴史的建造物にモダンな要素を加えたもの ③自然の中にあってエコ・ツーリズムに則ったもの ④その土地に典型的な建物をホテルにしたものーーの4種類があるそうで、エストイのは②に当たるポサーダでした。
一休みした後、ホテル内を見学しに行きました。
母屋の宮殿はさすがに豪華。
もともと、1780年代にバロックスタイルで建てられましたが、1893年に貴族のフランシスコ・ジョゼ・カルヴァリャール・エ・ヴァスコンセロスが買い取って改装を始め、1909年に完成したものだそうです。
家族の田舎の家として、ずっと子孫が所有していましたが、1987年にファロ市が買い取ったとのこと。
建物に加え、庭に特徴があり、ベルサイユ宮殿の庭のようなデザインなのだそうです。
というわけで、もう暗くなっていましたが、庭に出てみました。
幾何学的なデザインで、彫像がところどころに並び、素敵なガゼボがありました。
その後、バーでポルトワインを注文しました。
ポルトははるか彼方ですが、ポルトガルに来たので、一度は飲まなくてはと思った次第。
飲んだ部屋も歴史のある豪華な部屋でした。
テレビがあったのがちょっとちぐはぐでしたけど。
バーテンダーがなぜか私達を気に入ってくれて、頼んでいないのに、おかわりを注いでくれました。