【2019年11月】3泊したスペインのサラゴサ、最終日にはまず、見残していたラ・ロンハという建物を見学しました。
これもPlaza del Pilar という大きな広場に面した建物の一つで、かつて取引所だったところだとか。
ガイドブックによると、16世紀半ばに建てられたとのこと。
確か、バレンシアでも取引所跡が見どころになっていましたが、その天井とここの天井はよく似ています。
バレンシアの取引所の方が少し古いようですが、この時期の建物の典型なのでしょうね。
現在、サラゴサのラ・ロンハは、展示会場として使われています。
私達が行った時には、Julia Dorando という地元の女性画家の展覧会が開催されていました。
入るのは無料です。
きれいな色の抽象画でした。
次に、カエサラウグスタ劇場という遺跡へ。
サラゴサは、ローマ時代、カエサラウグスタと呼ばれていたのだそうです。
この遺跡は、ローマ皇帝アウグストゥス時代の紀元1世紀に建てられた劇場跡で、1972年、建設工事中に見つかったもの。
屋根もある立派な遺跡でしたが、余裕がなかったので、私達は外から見ただけで満足しました。
その近所にある教会、Iglesia del Sagrado Corazon de Jesus も見どころの一つとのことだったので、入ってみました。
窓口があって、入場券(€3)を売っていました。
教会なのに変だなと思ったら、ここはもはや教会ではなく、「クリスタルのロザリオ」の展示会場。
それが何なのか、全く知らなかったのですが、入るとまず座れと言われ、座ったら、目の前の飾りに順々に灯がついて、スペイン語で説明されました。
スペイン語は全く分からないので、それでもまだ何もわからず、先へ進むと、飾ってある山車(?)一つ一つに灯が付いて、説明がありました。
全部がガラス製です。
美しい物もあれば、キッチュな物も。
どうやら、これらは毎年10月にあるサラゴサ一番の祭りである「ピラール祭り」の際に、町を練り歩くようです。
日本のお祭りで使われる山車と違って、町内の各地区が主体となって作られたものではなく、個人が思い入れを持って作ったものだと、夫がスペイン語を解明して言っていました。
一番美しかったのは、ヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂を模った山車でした。
以上で見学は終了。
最後のタパスを食べに、タパス街、エル・トゥーボに戻りました。
今回入った店は、Sin Nombre という小ぎれいなところです。
早めだったせいか、まだ人がそれほど入っていなかったので、落ち着いてガラスケースから食べたいタパスが選べました。
ハムのオープンサンド、フォアグラのオープンサンド、ニョッキ、チキン等々、全部で8皿に、グラスワインを2杯ずつで、全部で€34.50 と、これまたお手頃でした。
そして、列車でマドリードへ。
マドリードのアトーチャ駅に着くと、空港行の表示があり、それに沿って行くと、係の人が空港までの列車の切符をくれました。
前回のマドリード旅行で使ったパスモのようなカードを持参したのでしたが、結局、要りませんでした。