【2017年2月】ポルトガルのタヴィラ郊外を巡ったトゥクトゥク・ツアーの最終目的地は、タヴィラから5キロほど西に行ったところのサンタ・ルジアという漁村でした。
トゥクトゥクの運転手、ティアゴによると、ここはまだ観光地化されておらず、漁民が静かに暮らしているとのこと。
それでも村の奥の方にはホリデー・ヴィラが集まる地域があり、まずはその中にある樹齢2000年超というオリーブの木を見に行きました。
中は空洞でしたが、まだしっかり生きています。
それから海に面した通りを走りました。
正確には海ではなく、潟だそうで、夏場、海水浴ができるビーチには、この辺りからフェリーや小さな列車に乗って行かなくてはならないとのこと。
まだ、ほとんど手付かずのビーチが残っているそうで、いつの日か行ってみたいと思いました。
ところで、サンタ・ルジアは「タコのキャピタル」と呼ばれているそうです。
ここでは、壺にタコがかかるのを待って引き上げるという、とても原始的で環境にやさしい方法のタコ漁業が何代にもわたって続いているとのこと。
タコは大好きなので、潟に面したティアゴお薦めのタコ専門レストラン、Casa do Polvoで降ろしてもらいました。
ティアゴは愛妻とランチだそうで、食事が終わったころに迎えに来るという約束です。
メニューを見たら、本当にタコ尽くし。
私は前菜にカルパッチョ、メインにガーリックソース煮を食べました。
夫は前菜にタコ・カクテル、メインは赤ワイン煮。
タコだけでも、いろいろできるものですね。
とても満足しました。
お値段もボトルワインを入れて54ユーロと、とてもリーズナブル。
食後、潟に停泊した漁船などの、のどかな風景を写真に撮りながら散歩していたら、ティアゴの黄色いトゥクトゥクがやってきました。
タコの店ではデザートを食べなかったので、彼も誘って、並びのカフェでナタ(カスタードクリームのタルト)とコーヒー。
そしてタヴィラの宿まで送ってもらいました。
郊外を周ってもらったこのツアー、一人22ユーロとのことでしたが、とても良い感じの人だったので、ちょっとチップを弾みました。
ポルトガルは観光地でも、人々が擦れていなくて、安心して旅ができます。
この辺りで老後を過ごす人たちの多くは英国人やドイツ人だそうですが、最近、フランス人も増えてきたとのこと。
老後の家をこの地方に買うのもいいかも、と夢を膨らませたことでした。