【2018年3月】アルゼンチンと言えば、タンゴ。
ブエノスアイレス滞在の前半にあちこち案内してくれたガイドのエリザベトに、タンゴショーを所望しました。
彼女は我々が予約したツアーの後も、頻繁にメッセージをくれて、その他のアレンジもいろいろしてくれたのです。
市内の様々な所でタンゴショーが開かれているはずなのですが、彼女が選んだのは前回私達が行ったのと同じ、「ピアソラ・タンゴ」でした。
町の中心にあるし、一番、本格的なのかもしれません。
もらったパンフレットによると、この劇場は1915年にイタリア人建築家がアールヌーヴォ―様式でデザインしたカフェ兼シアターなのだそうです。
アストル・ピアソラ本人もこの劇場で演奏したとのことです。
前回は、食事を済ませてショーそのものを見ただけでしたが、今回は、タンゴの基本を学ぶレッスンから始まりました。
ショー会場の地下にダンスホールがあり、まずはそこで待機します。
時間が近づくと続々とツーリストが集まり、全部で50人ぐらいにはなったでしょうか。
先生が現れ、まず参加者一人一人にどこから来たかと延々と質問する時間の無駄があった後、皆、フロアに出て基本ステップと二つのバリエーションを教わりました。
このスペースには人が多すぎ、ぶつかったり、足を踏まれたり。
楽しかったですけれどね。
驚いたことに、夫が一通り予習をしていたので、とても感心しました。
ほんの30分ぐらいのレッスンの後、ショー会場で食事。
こういう所の食事はまずいのが通例なので、期待はしていませんでしたが、懸念したほど悪い内容ではありませんでした。
私が食べたのは、シーザーサラダ、チキンのベーコン巻き、パンナコッタです。
途中で、先生とそのパートナーと一緒に写真撮影。
乗せられて、250ペソ(約1100円)で買いました。
ようやくショーが始まりました。
6人編成のバンドと、歌手男女一人ずつ、それにダンサーが8人登場しました。
バラエティに富んでいて、なかなか楽しいショーでした。
タンゴという踊りは、足技は難しそうですが、今回見た感じでは、不可能なダンスではないなと思いました。
夫は前回より出場者が少ないと指摘。
そして「バイオリンの演奏が多すぎる。タンゴはバンドネオンが主でなければ」と不満を漏らしていました。
深夜、劇場が仕立てた乗り合いバスでホテルへ。
もっともっとタンゴに親しみたいなと思ったことでした。