【2019年7月】カナダのプリンス・エドワード島での二日目は、島を巡るタクシー・ツアーを敢行しました。
前日会った運転手のビリーが迎えに来るのが正午だったので、それまではシャーロットタウンを散歩。
良い天気です。
プリンス・エドワード島と言えば、言わずと知れた「赤毛のアン」の舞台です。
私にとっては、プリンス・エドワード島だけでなく、カナダと言えば「赤毛のアン」というくらいに、アンは重要な存在です。
島にとってもアンは大切であることが歩き回ってよく分かりました。
「赤毛のアン」の原題であるAnne of Green Gables という名の店があったり、「アンとギルバート」というドラマやミュージカルを上演していたり、アンが集客力となっているのは明らかです。
ドラマは見たかったのですが、時間が合わず残念。
アン関連以外にも、町には良い感じのカフェや店が並んでいました。
その中の一軒、Kuriosities という店のウィンドーに「プリンス・エドワード島の砂を持ち帰りませんか」と書いたボードがあり、これに惹かれて中へ。
島の砂をメタルに写し込んだジュエリーを作っている店でした。
私は、その土地にしかない、謂れのあるモノには目がありません。
カナダではこれまで、カエデ柄のTシャツのようなお土産物にしか出会わず、がっかりしていたのですが、コレは大当たりです。
少々高かったのですが、ブルートパーズが付いた銀の指輪を中心に、3つの指輪を買いました。
お店の人に倣って、三つ一緒に指にはめます。
プリンス・エドワード島はカナダの英語圏で、住んでいる人の多くが英国人の子孫だと思われますが、この店の人は、ロンドンの店の人のように投げやりではなく、イタリアなど欧州大陸の店の人のように熱心で、良い感じでした。
大変満足したお買い物の後、宿のすぐ前にあるセント・ダンスタンズ・バジリカ大聖堂に行ってみました。
こんな小さい町にしては、非常に立派な教会です。
前にあった案内板によると、この大聖堂は1897から1907年にかけて建てられたとのこと。
けれど、1913年の大火事で大きなダメージを受けました。
市民が残った壁を保存する運動を繰り広げ、その結果、大聖堂の再建が始まりました。
外観は元のデザインのまま、内装は新たなデザインとなったそうです。
1929年にバジリカ(一般の教会堂より位が上の教会)となり、現在は、プリンス・エドワード島のカトリック信者の精神的なより所となっているとのことです。
この町のランドマークでもあるそうです。
この教会の前で、歴史的なコスチュームを着た3人が歌を披露し、寸劇を見せていました。
19世紀ごろのコスチュームでしょうか。
町なかには、こういった人々がところどころにいました。
市の職員なのか、俳優の卵なのか。
町の雰囲気づくりに役立っていました。