ポルトの路面電車と荒波の大西洋

ポルトの路面電車と荒波の大西洋

【2009年12月】ポルトガルのポルトへの旅は、たった2泊の小旅行でした。

ポルトの路面電車
地味ながら古風で可愛い路面電車

最終日も、飛行機の時間まで町歩きを楽しみました。

歩くだけでなく、この日はポルトの路面電車に乗ってみました。

路面電車というと、リスボンの古風な黄色い電車、特に28番が有名ですが、ポルトには、やや地味ながら、やはり古風な電車が走っています。

平日の午前中だったからか、天気が悪かったからか、私達が乗った路面電車はガラガラで、自由に写真が撮れました。

ポルトの路面電車の内装
味のある路面電車の中

ぶれましたけど。

運転手は女性でした。

これに乗って、前日行ったドン・ルイス1世橋を見下ろせる高台へ。

丘の上の大きな建物と坂
こんな建物を見ながら、坂を下る

ポルトはドウロ川沿いの丘にある町で、坂が多く、歩くのは疲れますが、こういった起伏のおかげで素晴らしい景色が臨めます。

何か大きな修道院のような建物があったのですが、いったいそれは何だったのか・・・。

今回の旅行は、外を歩いて写真を撮ってばかりいて、教会とか博物館といった見どころをすっ飛ばしたので、もう一度行って確かめなければなりません。

この丘から下り、今度はオープントップの観光バスに乗りました。

今回はとことん天気が悪く、寒風にさらされ、ポルトといえど、さすがに寒い思いをしました。

けれど、初めてドウロ川河口の大西洋に出たのは面白かったです。

大波が荒れ狂っている様子も一興。

もちろん、ビーチもあって、サーフィンに最適だとか。

ところで、前にも書きましたが、ポルト市内は、崩れ落ちそうな建物が良い味を出しています。

大西洋の波
大波が打ち寄せる大西洋岸

けれど、荒れ果てた建物が放っておかれているのが目立ち、私はてっきり、ポートワイン産業が斜陽で、貧しい町なのだろうと思っていました。

ところが、この観光バスでちょっと郊外に出てみたら、何だか趣味の悪い豪邸が建ち並んでいるのが見えました。

それで思ったのですが、確かにタイルを張りつめた市中の建物も、古いから素敵なのであって、きらきらの新品だったら、ちょっとどうかと思う代物かもしれません。

つまり、そういう派手目なデザインが、ポルトの人々の趣味なのですねー。