【2014年5月】マン島のピールには、かなり立派な城跡があります。
入ってみると、いくつかの建物の跡がきれいな芝生の緑の中にあって、「兵どもが夢の跡」という風情です。
この城は1098年にノルウェーのヴァイキング王、マグヌスが要塞として建てたのが始まりだそうです。
その後、13世紀にスコットランド、14世紀にイングランドの配下に入ったとか。
敷地内に、セント・ジャーマン大聖堂跡もあります。
これは12世紀から建て始められた教会で、地下聖堂は牢獄としても使われたとのこと。
「暖かい夏の日でさえ、あまりにも悲惨な場所だったため、数日の刑期で罪人が改心したと言われている」と『ピールの歴史』という小冊子にありました。
ところで、このピール城、ここから48キロほど東に行ったところのピール島にある城と混同されることがあると書いてあります。
このピールはPeel、ピール島はPielです。
ピール島のほうには去年行きました。
これ です。