【2014年8月】東京のお台場にある未来館は、トイレの特別展だけでなく、常設展も見ごたえがありました。
中でもココロに残っているのが、宇宙船内の居住空間。
個人の部屋は、とんでもなく狭いスペースで、そこにぶら下がっている寝袋に入って眠るんだそうです。
「え、立ったまま?」と思わず聞き返しましたが、無重力の宇宙では立つのも横たわるのも同じ感覚なのですね。
それからトイレ。
普通にやったんでは排泄物が空中に浮かんできてしまうので、所定のところへ吸い込ませるんですって。
お風呂にも入らないわけですから、「臭いでしょうね」と説明してくれたのは、年配のボランティアの男性。
背中にボランティアと書いた制服を着たこういう人が何人かいて、丁寧に案内してくれます。
定年退職した理科の先生かな?
一見、普通の人に見えるロボットにも驚きました。
瞬きして目線をあげたりする微妙な人間の動きをマスターしていました。
強いて言えば、口元が何となく不自然だったかも。
我々が訪れたのは夏休みの終盤に差し掛かった時期で、親子連れで混み合っていた博物館。
学校が始まったら空きますか、と案内の人に聞いてみたら「今度は修学旅行などの団体客が増えます」とのことでした。